独自ドメイン取ってレンタルサーバーを使おう

- ドメインの種類 -

ドメインは普通 「 abcde.com 」 などのような形になるのですが、最後の「 .com 」 に相当する部分を TLD （トップレベルドメイン） と呼びます。

TLD は他にもいくつかの種類があらかじめ決められており、独自ドメインを取得する場合まずその中から気に入ったものを選ぶ事になります。

TLD は大きく分けて二種類あります。ひとつは一般トップレベルドメインと呼ばれる gTLD (generic TopLevel Domain) で、もうひとつは、国別トップレベルドメインと呼ばれる ccTLD (country code TopLevel Domain) です。

gTLD は一部の特殊なドメイン名を除いて、世界中の誰でも取得可能です。
ccTLD は国や地域を表わすドメインの為に非常に多くの種類があります。（2016年現在、255個）　基本的にその国や地域に住んでいないと取得できません。但し、経済的に貧しい国では外貨獲得の切り札として、他国在住者にも門戸を開放しています。

ちなみに日本在住者用のccTLDである jp は、日本に住んでいる人なら誰でも取得可能です。

どのTLD（トップレベルドメイン）を選ぶかは個人の自由なので、自分の好みで選べは良いでしょう。

※価格は一般的なものを掲載。

分類	ドメイン	価格（1年）	個人 取得	説明
gTLD	.com	800円 〜 6,000円		commercial の略。大人気ドメイン！最も認知度が高い人気ドメインなので、有名な単語はほとんど取得されています（悲）。commercial からも判るとおり、本来は企業向けでした。
gTLD	.net	800円 〜 6,000円		network の略。.com に次いで人気が高いドメインです。どんな用途にも使える万能ドメインです。
gTLD	.org	800円 〜 6,000円		organization の略。主に非営利団体系で使われています。グループで利用するには最適なドメインです。
gTLD	.info	800円 〜 4,000円		information の略。情報の告知・発信などに最適なドメインです。他のドメインにないクールさがあります。
gTLD	.biz	800円 〜 4,000円		businessの略。文字通りビジネスのために生まれたドメインで、ビジネス活動に最適です。
gTLD	.name	1,000円 〜 10,000円		名前で登録できるドメインです。2語をドットで区切って登録します。 ⇒ taro.yamada.name ニックネームやキャラクター名などでも自由に登録できるので、アイデア次第で便利に利用できます。但し、途中にドットが入る為にサーバーの仕様によっては利用できない場合があります。
gTLD	.asia	2,000円 〜 5,000円		アジア太平洋地域向けのドメインです。国際展開をする企業やブランドに最適です。アジア太平洋地域に属している個人、または法人が取得対象です。
gTLD	.mobi	2,000円 〜 3,000円		mobileの略。モバイル端末向けのドメインです。この為URLとして利用する場合、モバイルサイト用の規格に則ってサイトを作らないといけません。（※パソコン用のサイトには使えません！）
分類	ドメイン	価格（1年）	個人 取得	説明
ccTLD	.jp	3,000円 〜 10,000円		汎用JPドメイン、japan の略。日本向けの人気ドメインです。日本居住者なら誰でも取れるので、.com .net と並んで人気のドメインです。
ccTLD	.co.jp	5,000円 〜 10,000円		属性JPドメイン。会社組織、法人が登録できるドメインです。個人取得はできません。
ccTLD	.gr.jp	5,000円 〜 10,000円		属性JPドメイン。個人または法人で構成される任意団体が登録できるドメインです。
ccTLD	.ne.jp	5,000円 〜 10,000円		属性JPドメイン。プロバイダやメールサービスなどのネットワークサービスを提供している個人、組織、団体等が登録できるドメインです。
ccTLD	.ad.jp	5,000円 〜 10,000円		属性JPドメイン。JPNICが認めた通信事業者やインターネットサービスプロバイダなどが登録できるドメインです。
ccTLD	.or.jp	5,000円 〜 10,000円		属性JPドメイン。財団法人、社団法人、特殊法人など企業以外の団体が登録できるドメインです。
ccTLD	.ed.jp	5,000円 〜 10,000円		属性JPドメイン。保育園、幼稚園、小・中・高等学校が登録できるドメインです。
ccTLD	.ac.jp	5,000円 〜 10,000円		属性JPドメイン。大学などの高等教育機関、学術研究機関などが登録できるドメインです。
ccTLD	.go.jp	5,000円 〜 10,000円		属性JPドメイン。日本の政府機関や各省庁所管の研究所、特殊法人、独立行政法人が登録できるドメインです。
ccTLD	.lg.jp	5,000円 〜 10,000円		属性JPドメイン。地方公共団体や行政サービスが登録できるドメインです。
ccTLD	地名.jp	6,000円 〜 20,000円		地域型JPドメイン。登録者の所在地をもとに登録できるドメインです。誰でも登録できる「一般地域型ドメイン名」と、地方公共団体が登録できる「地方公共団体ドメイン名」があります。
分類	ドメイン	価格（1年）	個人 取得	説明
ccTLD	.ac	10,000円 〜 15,000円		Ascension Island の略。西アフリカの遙か沖合、大西洋上に浮かぶ絶海の孤島、英領アセンション島のドメインです。アクセスを連想させるドメインです。
ccTLD	.bz	800円 〜 6,000円		Belize の略。中米の観光立国ベリーズのドメインです。bizと共にビジネス用途に適したドメインです。bizよりも短いので憶えて貰いやすくなります。
ccTLD	.cc	3,000円 〜 6,000円		Cocos Islands の略。ジャワ島の沖合にあるオーストラリア領ココス諸島のドメインです。企業向けに人気です。
ccTLD	.ch	7,000円 〜 10,000円		Confoederatio Helvetica（ラテン語）の略。 1815年以来、永世中立を続けるスイスのドメインです。チャンネルを意識させる人気ドメインです。
ccTLD	.fm	800円 〜 6,000円		Federal State of Micronesia の略。戦前に日本連合艦隊の泊地があったトラック諸島を有する世界屈指のダイビングスポット、ミクロネシア連邦のドメインです。ミニFM局などに最適です。
ccTLD	.in	2,000円〜5,000円		人口大国インドのドメインです。前置詞 in に掛けて利用できます。情報交換をするコミュニティサイトに適しています。
ccTLD	.me	2,000円〜5,000円		2006年6月に独立したバルカン半島モンテネグロ（Montenegro）のドメインです。英語のmeに掛けて利用できます。
ccTLD	.mu	5,000円 〜 6,000円		Mauritius の略。マダガスカル沖合に浮かぶモーリシャスのドメインです。音楽関連のサイトに適しています。
ccTLD	.nu	4,000円 〜 8,000円		Niue の略。南太平洋、ニュージーランド領ニウエ島のドメインです。何故か日本で登録者が多いドメインです。使用用途は謎？
ccTLD	.sc	4,000円 〜 8,000円		Seychelles の略。アフリカの東海岸、マダガスカルの北方に浮かぶ群島国家セーシェル共和国のドメインです。セキュリティを重視するサイトに最適です。
ccTLD	.to	6,000円 〜 10,000円		Tonga の略。小国ながらラグビーW杯の常連トンガ王国のドメインです。前置詞 to に掛けて利用できます。
ccTLD	.tv	3,000円 〜 6,000円		Tuvalu の略。海面上昇が深刻な南太平洋の島国ツバルのドメインです。ドメイン事業の成功で国連に加盟できました。映像配信サイトに最適です。
ccTLD	.ws	3,000円 〜 6,000円		Western Samoa の略。珊瑚礁に囲まれた南太平洋サモア独立国のドメインです。Web Siteを連想できます。

ちなみに上記ccTLDは日本在住者でも取得可能です。特に用途に制限はなく、自由に使用できます。

他にも取得できるccTLDは多く、直接海外のサイトへ飛ばなくても日本国内でこれらのccTLDを扱っている独自ドメイン取得業者は多数あります。

これらのTLDから気に入ったものを選んだ上で、TLDの前の部分であるセカンドレベルドメインを決める事になります。
「 abcde.com 」 の青い文字の部分です。（セカンドレベルドメインまで固定のものを選んだ場合はサードレベルドメインを決める事になります。）

この部分は自由に好きな名前を付けられます。

但し、ドメインはその性質上 重複登録ができないので、付けたい名前が空いてなければ残念ながら諦めざるを得ません。独自ドメイン取得業者のサイトには必ずドメイン検索画面があるので、希望ドメインが既に登録済かどうかを調べられます。

こちらの独自ドメイン取得業者でもドメイン検索できます ⇒ 『 ムームードメイン 』

	※ 「 jp 」 ドメインは日本在住者用のccTLDです。「汎用JPドメイン」 「属性JPドメイン」 「地域型JPドメイン」 の3種類があります。 □ 汎用 JPドメイン　- - - - - abcde.jp □ 地域型 JPドメイン　- - - - abcde.chiyoda.tokyo.jp　 □ 属性 JPドメイン - - - - - abcde.co.jp　、abcde.ne.jp など 汎用JPドメインは日本在住者なら誰でも取得可能です。取得数に制限もありません。 地域型JPドメインも日本在住者なら誰でも取得可能です。地域型JPは登録者の所在地をもとに登録できるドメインです。好きな名前、市区町村名、都道府県名の順となります。但し、1人1個しか登録できません！ 属性JPドメインはそのほとんどで個人での取得が制限されています。 「 .co 」 や 「 .ne 」 などは組織種別を表すもので国内に在住の法人 ・ 団体が登録対象となるドメイン名です。これらのドメイン取得には審査があり、個人でも取れない事はありませんが制限があり手続きも面倒です。また取得数に 1組織1ドメインという制限があります。

ドメイン名に使える文字は半角のアルファベット、数字およびハイフン（−）の3種類です。アルファベットに関しては大文字小文字の区別はありません。 以下のドメインは全て同一で、どのように表記しても全て同じドメインを表します。

それから普通は意識しなくて良いのですが、ドメイン名の文字数には制限があり、ドットの左側つまり自分で好きに付けられる部分を３文字以上６３文字以内にする必要があります。

↓こんな長いドメイン名でも大丈夫！

ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ.com

どんなドメイン名にするかは個人の自由ですが、ドメインの性質上 重複登録ができないので人気の「 .com 」 「 .net 」 「 .jp 」 などでは有名な単語は（英語・日本語とも）ほとんどが登録されています。各言語の語彙数とドメイン需要を考えれば残念ながら当然の結果です。

できるかぎり重複しない為には以下の方法がよく使われます。

それでも自分の狙いのドメイン名が登録されていた場合は、TLD自体を変更する事で取得可能になる場合もあります。

公序良俗に反する様なドメイン名は止めた方が良いでしょう。独自ドメイン取得業者によっては却下されます。